実は意外と健康に良いお酒。ウイスキー

ウイスキーは、蒸留酒の一つで、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものである。
世界共通の明確な定義があるわけではないが、各国の法制度上、種々の目的から定義されていることがある。
ウイスキーの種類はどんなものがあるの?
 
・シングルモルト
材料が100%大麦麦芽で、単一の蒸留所で作られたウィスキーのこと。一般的に「モルト」と呼ばれる事も多い。
現在人気がが伸びてきるのがこのシングルモルト。
 
・ヴァッテッドモルト
樽ごとに異なった個性をもつモルト・ウイスキーを、この大桶に入れて混ぜあわせることをヴァッティングといい、生まれたウイスキーは、ヴァッテッド・モルト・ウイスキーと呼ばれる。
出典
ウイスキーの用語集 ウイスキーあれこれ辞典 サントリー
・グレーンウィスキー
大麦麦芽以外の穀物を主原料に醸造されたウイスキーのこと。
出典
グレーンウイスキー とは - コトバンク
・ブレンデッドウィスキー
複数のシングルモルトやグレーンウィスキーを、ブレンダーと呼ばれる職人が調合し、バランスの取れた、比較的飲み易いウィスキー。
 
 
●実は健康に良いポイント
 
・通風予防
プリン体が痛風を引き起こす原因になることは、ご存知の方も多いと思います。
実は、ウイスキーにはこのプリン体からの尿酸生成を抑制したり、さらには尿酸を排出する作用があるといわれています。
プリン体含有量が少なく痛風になりづらいだけでなく、尿酸の抑制作用、排出作用があるとは驚きです。
 
・糖尿病合併症予防
ウイスキーに含まれるポリフェノールの一種である「エラグ酸」に、網膜症など糖尿病の合併症を引き起こす酵素の働きを阻害する作用があるという研究結果が出ています。効果は、お茶や赤ワインよりも強力だということです。
また、樽での熟成期間が長ければ長いほどエラグ酸の含有量が多くなるそうです。
熟成期間が長いウイスキー、つまり高級なウイスキーほどエラグ酸の含有量が多いということに!?
 
・血液サラサラ 
オーク樽の中で長い間貯蔵、熟成される間に樽からポリフェノールがゆっくりしみ出すのです。「ポルフェノール」は医学的にも「心臓疾患や動脈硬化の抑制」に効果があると言われています。
 
・太らない
ウィスキーには糖分がほとんど含まれおらず、その量はなんとビールの1/250、ワインの1/150、そして日本酒の1/350なのです! しかもカロリーはビールやワインに比べて約25%低いのです。
 
・美白効果
シミなどの原因となる メラニン色素の働きを抑制するチロシナーゲゼという成分が入っているので お肌が白くなったり、シミなどが改善したり・・・・という効果が期待できるそうです!
メラニン色素の生成を促進しシミの原因となる“チロシナーゼ酵素”の働きを強く抑制する“リオニレシノール”という成分が存在することが確認されています。
“チロシナーゼ酵素”の働きを抑制する作用はシングルモルトが高めだそうです。
 
・森林浴と同等のリラックス効果
ウィスキーの熟成のために使われている木は、樹齢何百年と言うオーク(樫)から出来ている。
ウィスキーの芳醇な香りは、このオーク材の樽から溶け出した様々な成分がウィスキーの原料である大麦麦芽の成分と混ざり合って生み出される。
この天然の香り成分、がウィスキーアロマとなって心身に効くらしいのです。
「ウィスキーの香りには森の香りと同等の鎮静作用がある。
脳波を調べた研究でも同様の結果が出ている。」
「また、ラットを用いた実験では血液中のストレスホルモンを抑える働きも確認した」
といわれています。(サントリーより)
 
・二日酔いになりにくい
ウイスキーは血中アルコール濃度が上昇しにくいため、適量であればアルコールが抜けやすく、次の日に残りにくい健康的なお酒というわけなんです!
ウイスキーの語源は、「生命の水」!!
ゲール語で「生命の水」という意味のウシュクベーハー(Uisge-beatha)が語源と言われています。
語源が「生命の水」なんですね。いかにも体に良さそうです。
※適量があります
 
健康に良い成分が入っているとはいえ、アルコール度数の高いお酒なので飲み過ぎは禁物。
40度のウイスキーだと、1日にダブル(約60ml)一杯まで、シングル(約30ml)だと二杯までが適正とされています。
 
また、ストレートやロックで飲む際は、喉や胃を痛めないよう水と交互に飲むのが望ましい。